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10.52021
亡くなった人に何もしれやれなかったと後悔した時には。
大切な人が亡くなったときのお話です。
亡くなった人に
「何もしてやれなかったな~」
という後悔を持つ人がいます。
親孝行という言葉がありますが
親孝行って子どもとしては
どれだけやっても満足するものには
ならないんじゃないかとひとり勝手に思います…。
すでに私のエクスキューズでもありますが(笑)
さて、話を戻します。
あるお坊さんからこの件について
お話を伺ったことがあります。
するとお坊さんはこうおっしゃいました。
何もしてやれなかったと後悔したその時は
「仕方がないと自分に言い聞かせて
生きていってください」と。
確かに仕方がないです。
亡くなってしまった人に
今更何もできないですしね。
そのお答えに対して
「あら、意外とシンプル」と思ったと同時に
本当にそれしかないし、
それしかできないと妙に納得しました。
生き返ることのない人のために
後悔をひきずっていくのは重すぎます。
遺された者たちはそこからまた
生きていかなければならないのですから。
いつか来るそのときのために
このことを覚えておこうと思います。
もし後悔があれば、故人を思い出すたびに
心のなかで「ありがとう」と。
亡くなった人に対してもですが
それ以外のことでも
「仕方がない」とあきらめたり
踏ん切りをつける必要があることって
意外とありそうです。
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