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6.22018
北海道の“大雪”と桜島の“灰”のどちらがマシか?~“ドカ灰”襲撃に思う~
「え? 火山の麓に人々が住んでいるって怖くないの?
ありえない!!!」と外国人の友人に言われたことがある。
それが当たり前の私にとって
そういうリアクションが珍しく、
「そう言われたら、そうか~」と思ったことを覚えている。
県外に出かけて鹿児島に帰ってきたとき
桜島を見ると、「帰ってきたなー」と思える。
桜島は多くの鹿児島県民にとってそういう故郷のシンボルではなかろうか。
普段はこういう穏やかな表情の桜島。
ひとたび噴火すると、場合によっては多量の降灰が”!
(それが最上部の画像)
われわれはそれを“ドカ灰”(どかばい)と呼ぶ。
灰が降っているときは傘は必需品。
コンタクトの人はかなり大変な思いもする。
灰が髪についたりするとゴワゴワになってしまう。
白い服や黒い服につくと最悪。
洗濯物は外に干せない。
車のフロントガラスに灰が積もったまま
ワイパーを動かすと、ガラスに細かい傷がつく。
この場合、ブロアーで火山灰を吹き飛ばしてから
水で灰を洗い流すとか。
ゆえにメガネをメガネ拭きで拭くのはやめましょう。
水洗いがおすすめ。
あと、灰は意外と滑りやすいという特徴も。
こういうことだけではなく、
農家のビニールハウスに灰がつもると
日光不足で作物の生育にも影響が出る。
直接作物に多量の降灰があった場合は、
それを取り除く作業もある。
ダメになってしまう作物もある。
これ以外にも多くの被害や
大変な作業に追われるのが
桜島と共存するということだ。
季節の風向きによって
薩摩半島にまたは大隅半島に灰が降る。
鹿児島市方面(薩摩半島)は
どちらかというと夏によく灰が降る。
なのでテレビの
「桜島の風向き予報」や
「降灰予報」はやはり見てしまう。
→こちら。
しかし、私の周りで「桜島の灰が嫌だから」
という理由で引っ越した人はいない。
(どこかにいるかもしれないが)
なんとかなっている、
なんとかしてきているからだろう。
桜島が噴火しなければ
「最近、おとなしいよね、大丈夫かな?」
(ちょっと不気味という感じ)という話になり、
桜島の噴火が頻繁にあれば
「いい加減、おとなしくしてくれたらいいのに」という話になる。
「北海道の雪と桜島の灰」
どちらがマシだろう?と
問われることもままあるが
どちらがいいなんて言えない。
それぞれに大変なことはめいっぱいあるから。
どこかあきらめにも似た想いを抱えながら
故郷のランドマーク・桜島のお膝元で今日も元気に暮らしています。
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