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6.192018
歴史的災害は「いつか起きたこと」ではなく、私達が生きている「今」にも起きること。
年表に掲載されるような歴史的な災害は
自分が生きているうちには起こらないだろうと思いがち。
しかし、私は今は亡き祖母から
「桜島大噴火」の話を聞いたときに
ええっ? まかさそんなことが起きたの?と
ものすごく驚いたのを覚えている。
大正元年(1911年)生まれの祖母は
自分がまだ幼かった頃に起きた
「桜島大正大噴火」(大正3年:1914年)のことを語ってくれたことがあった。
その噴火で噴出した溶岩と土砂によって、
もともと「島」だった桜島が
東側の大隅半島と陸続きになり「島」でなくなったという。
幅400m、深さ72mの海峡を埋め尽くす量の
溶岩っていったいどれほどの噴火だったのだろうか。
現在、鹿児島市内がある薩摩半島から
桜島へフェリーで渡り、
桜島からはフェリーに乗らずに
そのまま大隅半島へ行ける。
その当たり前が、実は大正以前には当たり前じゃなかった。
桜島は実は完全に「島」だったのだ。
祖母はその噴火の恐ろしいほどの爆音と
吹き上げる灰雲を覚えていると言っていた。
大噴火とともに激しい地震もあり、
鹿児島市内では家屋や石塀が多く倒壊したそうだ。
この爆発は数日間、続いたという。
20世紀の国内最大規模とされる
火山災害だった「桜島大正大噴火」。
生き証人というか、それを体験した祖母から
聞いた話はとてもリアルで、
そして、そういう世紀の災害は他人事ではなく
自分が生きている「今」にも起こりうること。
祖母の話を聞いてそう思ったことを覚えている。
いつか起きたことではなく、
いつか起きることなのだ。
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