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3.292018
自分の命の期限を自分で決められるとしたら、あなたはどうしますか?
数日前にまた伯母が急逝しました。
「また」というのも3か月前にも
別の伯母が亡くなっているからです。
私は高齢の伯父伯母が多いので、
いつなんどきどうなってもおかしくないとは
言いながらも、やはりいざそうなると簡単には
処理できない気持ちというのが出てきます。
「高齢だから仕方ないよね」という一言で
納得させるしかない部分もありますが
なんとも言えない気持ちになります。
母は相次いで自分の姉妹を亡くしたので、
火葬場でこう言いました。
「いっそのことみんないちどきに死ねたらいいのに」
そしたら見送ったり、見送られたりせずに
誰もこういう悲しみを味わうこともないだろうにという意味で。
自分が高齢になればなるほど
周囲の親しい人たちが一人欠け、
また一人欠けていく…。
その寂しさというか
喪失感は自分がそういう状況になってみないと
わからないもの。
想像はできてもその心の中までは推し量れない。
高齢になれば
「長生きですね」
「お元気でいいですね」
と言われて、長生き=長寿とされ
とてもおめでたいことと思われがちです。
しかし、その反面、長生きは
悲しみを積み重ねていくことでもある。
今回の母のひとことでそう思った次第。
そういうものもすべて内包し、
折り合いをつけながら
命尽きるまで生きていかねばならない。
では「死ぬときを自分で選べるとしたら?」
一見、それがいいと思えるかもしれませんが
私はもし「そのとき」を設定したら
結局「そのとき」だけを見つめて生きそうな気がします。
「あと何日」というカウントをしながら
年末に「大晦日」をめがけてやり残したことを
急いでやってしまうような。
そういう過ごし方になってしまうかもしれません。
大晦日は「翌日が元旦」というのもあって
年末がんばってお正月にゆっくりしようと
思えます。
しかし、「そのとき」というのはその後がないのです。
「そのときを設定しなければよかった」
と後悔しそうな私も想像できます。
私にとっては「選べなくて正解」なのかもしれません。
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