「今度、当たると評判の占い師に見てもらうんだ！」と、落ち込みがちだった知人が嬉々として私に伝えてきた。

私はそこに違和感を覚えた。

占いに行く前から気分がアップしてきているのは、占いに行けば「なんとかなる」と思ってるから？
「占いで問題がすべて解決すると思ってる？」と妙な感覚に囚われた。

解決の糸口が見つからない場合、占い師にそのヒントをもらえることもあるだろう。

しかし、占いで悩みや問題がすべて解決するわけではない。
たまにそこのところを勘違いしている人がいるように思う。

例えば「占い師にこういう風にすればいいって言われた」と報告してきて、そのままの人。
占い師に言われたことを、その言葉だけ大事にしてても現状は変わらない。

問題は占い師が言ったことを実行に移すかどうかだ。
実行に移さなければ何も変わらない。
そして、変わらないことを「あの占い師が言ったことははずれた」と言う。

いやいや違うから。

実行に移してはじめて、占い師のところへ行ったことが自分にとってプラスになり、「行ってよかった！」ということになるのでは？

他人に依存しがちな人は、占い師を渡り歩く傾向にあるように思う。

自分が動かないから現実は変わらないのに、変わらない現実を占い師のせいにして、また次の占い師のところへいく。
占い師もたまったもんじゃないな～。

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