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2.272018
「あともう少し頑張れば!」と休憩を先延ばしにしているあなたにこそ、一服の休憩が必要だというお話。
先日、友人達(ともに編集者・ライター)と話をしていて改めて思ったことがある。
それは私達3人が同じ出版社に勤めていて、自分たちがやりたい企画で雑誌を作りそれが書店に並んでいた頃のこと。
「今思えばやりたい企画を提案して、採用されたら面白がりながらやって、それで給料をもらっていたんだから楽しかったよね!」という話題でひとしきり盛り上がった。
読者にワクワクしてもらう、その店やスポットに足を運んでもらうにはどういう見せ方がいいか?
自分たちが楽しまないとそれは伝わらないと体感していたから、けっこう遊んだ。
一冊の中には巻頭企画、巻中企画、モノクロ企画と複数の企画がある。
企画決定やそれらの企画を組み合わせ、進行管理、スタッフ決め等は副編集長をしていた私の采配であり、大きな責任を伴うことだった。
常に本の売り上げパーセントと広告売上額のことが頭にあった。
毎号毎号が勝負で、常に3か月ぐらい前のことを考えていたように思う。
そして、本の売上が常に90%を超える時期が1年半ぐらい続いた頃、私自身はアウトプットしすぎて自分自身がスッカラカンになっていた。
インプットという休憩や自分なりの情報収集、ストレス解消がアウトプットに全然追いつかない状況だったのだ。
自分の心とカラダがスカスカしているのがはっきりとわかった。
そして、「自分の中に“オモシロイ”が沸き溢れてこない、この状況での本づくりはだめだ」と判断し、周囲に相談せずに辞表を提出した。
ときを同じくして「編集長になってほしい」という打診もあった。
しかし、断った。
何の未練もなかったし、このサイクルを一度ストップして休憩をしたかった。
未練があるとすれば、あのときの最強で最高だった編集部スタッフたちと仕事ができなくなるということだけだった。
あの頃、私が意識してインプットできていれば、まだ続けられたかもしれない。
その反省は今の、そしてこれからの自分に生かしていきたいと思う。
楽しむこと。
面白がること。
なんだかワクワクすること。
それは大事なことだと、あのときを振り返って思う。
自分の原動力になるから。
一所懸命になりすぎると、がんばることだけが先行してしまう。
がんばることが美徳になっている人もいる。
がんばる自分に酔っている人もいる。
しかし、その状態に居続けると気づかぬうちに確実に疲弊する。
だから何かに必死になってそれを続行し続けている人は、ちょっとだけ立ち止まってみてほしい。
ときに自分は楽しんでいるかな? 休憩できてるかな? と。
「休憩してる場合じゃないから」という人もいるだろう。
今、細切れに休憩するか、心身が悲鳴をあげてから休憩するか。
いずれにせよ、生きている以上自分の心とカラダに休憩は必要なのだから。
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