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5.112016
最後は海という自然に還ることを望まれる方へ~海洋散骨体験から感じたこと~
最近、自然葬がメディアでもよく報じ
られるようになりましたが、そのうち
のひとつである、“海洋散骨”のデモ
体験に初めて行ってまいりました。
鹿児島で手元供養や散骨等を手掛けて
いる“有限会社 縁(えん)”さんに
お誘いいただきました。この会社は、
(社)日本海洋散骨協会にも加盟して
おり、散骨のルールやマナーを遵守し
海洋散骨を催行されています。
あいにくのお天気のなか、画像のよう
な船に乗って、桜島フェリーと同じ
ターミナルから出港しました。
魚網がないポイントまで、船を走らせ
ること約40分。
海に流すものは画像のものです。
左下は、遺骨のパウダー(を模した
もの)が入っている水溶性の袋、
他には、お水とお酒、そして、お花
です。
遺骨のパウダー(を模したもの)入り
水溶性の袋が海に落とされると、あっと
いう間に溶けながら、見えなくなりました。
最後は、お花を巻いてお別れを告げる
のですが、デモ体験と思ってはいても
やはり、万感胸に迫るものがありました。
通夜、葬儀・告別式とあわただしく、
流れていく葬送の時には、故人と
しっかりお別れをする間もない気が
しますが、海洋散骨だとゆっくりと
そして、少し心穏やかにお別れが
できる、そんな気がしました。
それは、波のゆらぎがやさしく心身を
慰めてくれるからなのか、遺骨(パウ
ダー)が自然に還っていくのをこの目
で見ることができるからなのか、想像
以上にこの海洋散骨の良さを体感できました。
そして、海で最後のお別れをして、港
へ帰りつくと、オンとオフの切り替え
も多少はできるのではないかと感じ
ました。
私自身は、樹木葬や海洋散骨にとても
興味があり、自分もそのいずれかを
選びたいと思っています。
今は葬送も選べる時代です。
皆さんもぜひ、いろいろと見学して、
自分の気持ちが動くものを探してみて
ください!
編集者・ライター
上級終活カウンセラー
エンディングノートの書き方講師
櫻木よしこ
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