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正しい箸使いはマストか否か、とるに足らないことかもしれないけれども。

私は6歳ぐらいからの10年間、祖母が亡くなるまで家族で祖母と同居していた。

大正生まれの祖母は若い頃教師をしていたので、とにかく礼儀作法にうるさかった。
女の子を良妻賢母に育てたかったのだろう。
祖母の言うことを聞かなかった私と祖母とのエピソードは今となっては笑えるものが多い。
その中でも“お箸の持ち方”については自分でも思うところがある。

私は本来左利きだったようだが、「女の子が左利きだなんて」とそれを許せない祖母によって幼少の頃右利きに矯正させられた。

私はそれをはっきりは覚えてはいないが、(右手で)お箸を持つのがなんとなく苦手だった。
しかし、食欲だけは人一倍だったので変な箸使いで食事をしていた。

しかし、それを見過ごす祖母ではなかった。

箸使いが正しくないと、食事のたびにお箸を持つ手を叩かれたり、つままれたりした。

ついでに食べる姿勢が悪いといって和裁用の長い物差しを容赦なく背中に入れられることもあった。
今思えば虐待か(笑)?

そうされればされるほど私の反抗心は強くなり、「絶対に祖母の言いなりになんかならない」と、こちらも意地を張り徹底的に抗戦した。

手を叩かれても正しい箸使いに直すことはしなかった。
すでに正しい箸使いはできるようになっていたにもかかわらずだ。

箸使いだけにとどまらず、言葉遣いや座り方、挨拶の仕方、学校の成績、帰宅してからの過ごし方等、たくさんのことで私は祖母の躾という管理下にあった。
今思えばひとつでも祖母の言いなりになったら、完全に祖母の支配下に置かれると思っていたのかもしれない。

厳しくされればされるほど、こちらも頑なになっていった。

そういう祖母ゆえ県外に住む孫たちに正しい箸使いを伝えるべく、遠征することもあった。
その執念たるやすさまじい。きっと、大人になってから恥をかかないようにという想いだったのかもしれない。

祖母が亡くなってから、しばらくして私は正しい箸使いで食事をしている自分に気づいた。
そして、大人になっていろいろな人たちと食事をするときに、変な箸使いをする人を見てはじめて祖母に感謝した。

箸使いで何かが評価されるわけではない。
しかし、たかが箸使い、されど箸使いなのだと思う。
子供の頃は祖母の想いなど知る由もなかったけれども。

・・・<今後の予定>・・・・・・・

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櫻木よしこのプロフィール



櫻木よしこ

編集者、ライター、上級終活カウンセラー、エンディングノート書き方講師。鹿児島市在住。
ワーキングホリデーメーカーとして渡豪後、シドニーの出版社2社で編集者として5年間勤務。帰国後、東京にてフリーランス編集者として各種出版物に携わる。その後、鹿児島の出版社で副編集長を務めたのち、再びフリーランスとして活動開始。
現在はセルフマガジン制作アドバイスや関連講座、ならびにエンディングノート講座も開いている。

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