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亡くなる前に知った親の密かな楽しみが、時が経てば娘にとって心温まる想い出に変わっていくことを願って。

誰にでも密かな楽しみがあるように、もちろん自分の親にだって子供が知らない密かな楽しみがあるはず。

「知らなかった父の一面を亡くなる前に知ることができた」と、昨夜、通夜の席で笑みを浮かべながら語った友人の話が印象的だった。

92歳の父親のある程度の余命(病気が原因)を覚悟した友人は、できるだけ後悔を少なくと思ったのか、お父さんが元気なうちに「お父さん、どこか行きたいところはない? お父さんの故郷に行くとか?」と尋ねたところ、お父さんが行きたい場所は故郷ではなく、“鹿児島中央駅のアミュプラザにあるフードコート”だった。

友人は、「え? フードコート?」と訝しげに思いながらそこへ連れていくと、そこでお父さんが注文したのは“塩抜きフライドポテト”だったそうな。塩分とりすぎに留意しての塩抜きオーダーで、しかもそこの店員とも馴染みだったというのがそのやりとりからわかったと。

高齢の父親が好んで足を運んでいた場所は人ががやがやといる煩雑なフードコートで、しかも好んで食べていたものがフライドポテト。

年齢的にそことは真逆の場所と食べ物を好みそうなものを、そのお父さんは違ったわけで。

友人はその意外性にとても驚き、でもそれは一緒に連れていかなければ知り得なかった父の一面だったとどこか嬉しそうだった。

きっと、これから友人はフードコートやフライドポテトを見るたびにお父さんを思い出すことだろう。

お父さんを思い出すものが増えるというのは、亡くなられた直後の今はとても悲しいこと。

でもさらに時が経てば、懐かしく思い出すものが増えたことは子供として心温まることではないだろうか。

お父様のご冥福を心からお祈りいたします。

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櫻木よしこのプロフィール



櫻木よしこ

編集者、ライター、上級終活カウンセラー、エンディングノート書き方講師。鹿児島市在住。
ワーキングホリデーメーカーとして渡豪後、シドニーの出版社2社で編集者として5年間勤務。帰国後、東京にてフリーランス編集者として各種出版物に携わる。その後、鹿児島の出版社で副編集長を務めたのち、再びフリーランスとして活動開始。
現在はセルフマガジン制作アドバイスや関連講座、ならびにエンディングノート講座も開いている。

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